杉原真奈美とは
セガサターン用ソフト「センチメンタルグラフティ」の中に
登場する１２人のヒロインのうちの一人です。

体が弱く、そのためかあんまり活発でなく内気で引っ込み思案な性格です。
そのため人と話すことが得意ではありません。
一人でいることが多く、そのため寂しげな印象をうけます。

とてもやわらかい性格でそのためにのんびりした生活サイクルを送っています。
都会の生活は彼女には居心地のいいものとは言えず
都会の中にある静けさを見つけて自分のリズムを保っています。

とても感受性がよく相手の気持ちを理解することが出来ます。
これは人に限定したものではなく
動物など生き物すべての気持ちを理解出来るようです。

体が弱いためスポーツは大の苦手です。しかし勉強は一通りできて成績は優秀です。
しかし、病弱であることと、引っ込み思案なためか多少学校を休むようです。

父親は山林を持つ富豪です。
あまり人との交流を持たずにのんびりとした生活を送っています。

あとは、母親、姉との４人家族です。
それに加えて住み込みの家政婦さんがおり
家族同様の扱いを受けているようです。

主人公との関係があったのは中学３年の４月から９月までです。

あまり人と交わらない真奈美は体が弱いのも手伝って
学校にはあまり出席しない娘でした。
そんな彼女の楽しみは自分の家の裏山にある森を散策したり森林浴をしたり
森の中にいる小鳥たちの美しいさえずりを聞くことでした。

しかし、そんなある日のこと変化が起きました。
いつものように裏山で詩集を片手に森を散策していたら
プリントを届けにきた主人公と出会いました。

この時に二人は秘密を持つことになりました。
巣から落ちて死にそうになっていた小鳥の雛を保護したのです。
二人はすぐに家に連れて帰りその日から熱心な看病を始めました。
主人公も毎日のように小鳥の様子を見に真奈美の元に訪れました。

やがて、二人は徐々に心を通わせて始め、主人公は真奈美を励ましました。
真奈美は　「小鳥が元気になって大空に飛び立ったならば
自分も学校に登校する」　と約束してくれました。

それから時が流れて小鳥は二人の熱心な看病のおかげで
ついに大空に飛び立ちました。
二人の心に美しい小鳥のさえずりとともにさわやかな気持ちが残りました。

この時真奈美は呟きました。
「こんな私でも、自分で大空は飛べなくても
誰かが飛ぶ手助けは出来るのね……」　と……
これは彼女自身の心の成長を意味していました。

次の日、真奈美は約束通り学校に行きました。
そこで主人公が急に転校していったことを知りました。
唖然とする真奈美でしたが机の中にノートの切れ端が入っていました。
それは主人公からのメッセージで
「僕がいなくても、あの小鳥のように頑張れ！！
真奈美はもう、大空だって飛べるはずだから……」
という内容でした。
その一遍の詩のような主人公の優しいメッセージは
真奈美の心に強く、せつなく刻まれたのです……

今でも時折、裏山の森にはあのとき助けた小鳥が訪れて
美しいさえずりを奏でています。
そのさえずりを聞くたびに、真奈美は主人公の言葉を思い出し、
せつなさで胸が締め付けられています……

現在は高松市にある県立白井坂高校に通っています。

共学の学校で在校生は３６０人、男女比は６：４です。
教訓は「正直であれ」、進学状況は進学が９４％、就職が６％という
県下有数の進学校で知られています。

中央公園の目の前に位置して高松駅からはバスで１０分ほどかかります。
繁華街からはちょっと離れていて、周りには水道局、国税局などがあります。
とても静かな場所にあります。真奈美にはぴったりの学校かも知れませんね。

最近新しく６階建ての校舎が建てられました。
屋上からのの眺めがとてもよく、瀬戸大橋を一望することが出来ます。

美術系のクラブが盛んで、近くの公園や海辺の公園には
スケッチする学生を見かけることが出来ます。
そのためか、生徒の中には美術大学への進学を希望する生徒も多いようです。

敷地はとても狭く、グラウンドがありません。
新校舎も高さはありますが床面積は狭いようです。
体育の授業などは近くの市営のグラウンドや体育館、プールなどを利用しています。

制服はセーラー服にちょっとアクセントを加えたもののようです。
クリーム色をベースに紺の襟というデザインで
上着にはダミーのボタンが付いています（たぶんダミーだと思う）
手元は二本の紺の線が入っているだけでボタンなどで止めてはいないようです。
スカーフはリボンのように前で縛っています。これが一番の特徴です。
スカートはオーソドックスなスカートのようです。

あなたはこんなに純粋な娘を放っておけますか？

参考資料：SentimentalGraffiti設定資料集