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そして1ヶ月後‥‥

翔太
「あっ‥‥もしもし‥‥沢渡さんのお宅でしょうか?
 えっ‥‥ほのかちゃん?‥‥ねぇ‥‥ちょっと会えないかな?‥‥
 明後日‥‥いい?‥‥うん‥‥わかった‥‥
 えっ疲れた声?‥‥ううん、大丈夫‥‥
 うん、わかった‥‥じゃあ‥‥」

ガシャン ピッピーピッピー

カードを取ってまた入れた。
ここは青森駅‥‥。
これで10人の女の子と別れた‥‥。
残るは‥‥沢渡ほのか‥‥この子だけ‥‥。

翔太
「あっ‥‥もしもし?真奈美?
うん‥‥大丈夫‥‥真奈美は
そう‥‥そうだ、それよりも‥‥もうすぐ真奈美に会いに行けるから‥‥
僕の方も何とか片づくから‥‥うん、待ってて‥‥」

 

15分後‥‥

翔太
「また連絡するから‥‥・それじゃあ!待っててね!」

ガシャン ピッピーピッピー

翔太
「ふぅ‥‥」

翔太は小さくため息をついた‥‥。
電車がホームに滑り込む‥‥。
夜だったので電車は空いていた。
その電車の一席に翔太は座った。
揺れる電車に身を任せて眠りたい‥‥。

‥‥翔太は目をつぶった‥‥‥‥。

‥‥ガタンゴトンガタンゴトン‥‥。

翔太は数分して目を開けた‥‥。
眠いのだが眠れないのだ‥‥。
今までに別れた女の子その子たちの喜怒哀楽が
目をつぶった翔太には見える‥‥。
そして別れたときのあの表情‥‥。
僕は何人の女の子を傷つけてしまったのだろう‥‥。
明後日もそうなるのかな‥‥?
電車はそんな思いを気にしないかのように黙々と車輪の音を響かせ走っていた。

 

 

そして明後日‥‥

ほのか
「久しぶりに翔太君と会える‥‥」

何を着ていこうかな?
どこに行こうかな?

ほのか
「久しぶりだなぁ‥‥あした、服買いに行こうっと!」

そんなことを考えほのかはベットに入った。
顔は本当に輝いていた。

ほのか
「うーん、2日前なのに眠れないよぉ‥‥」

まるで小学生の時の初めての遠足みたいな事を言いながら
ほのかは眠りに落ちた。

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